受け口

下顎が前に出てしまう受け口の原因や、マウスピースを使って矯正した実例を紹介しています。

そもそも受け口とは

受け口は、正式には反対咬合と呼ばれ、前歯でも臼歯でも下顎が上顎より前、または外側で噛み合っている状態のことを指します。

原因

受け口の原因は顎の成長にあると言われています。簡単に分けると、下顎が成長し過ぎ、もしくは上顎の成長が足りないのどちらかです。

また、舌が常に下の顎に当たる位置にある人や、舌が下の前歯や顎を押す癖がある人、口呼吸の人にも多く、さらに遺伝的な要因が強いとも言われています。中には唇裂や口蓋裂などの先天異常が原因で起こるものもあります。

デメリット

治療法

乳歯期には、ムーシールドなど口の周りの筋肉の力を活用するマウスピースを使った矯正が主流です。乳歯から永久歯に生え変わる時期には、上顎を裏側から広げて、歯を外側に押し出す装置を使用することが多いです。

永久歯が生え揃っている人の場合、多くはブラケットとワイヤーを使った矯正を行います。中には顎の骨を一部切り取って、顎を移動する外科手術を行うケースもあります。

短期間で治療を済ませたい人は、歯を削ってセラミックを被せることで歯並びを治すという方法もあります。しかし、この方法は歯や顎へのダメージ、負担が大きいというデメリットがあります。

受け口は、上下の顎骨の調整が必要となるケースが多い症状です。そのため、さまざまな装置を複合的に使用した治療が一般的。マウスピースだけでの治療にこだわらず、ブラケットなど他の矯正治療法も検討が必要かもしれません。

マウスピースを用いた矯正で受け口が治った実例は?

40代女性の場合(治療期間半年程度)

治療前

前歯に重度の受け口が見られ、顔かたちも下顎が突出した状態でした。実は矯正だけでは治療し切れなかったということです。

治療中

外科手術によって下顎の骨を一部切除し、後方に下げました。もともと歯列に大きなズレは無かったので、術後2ヶ月程度、マウスピース矯正を受けたそうです。

治療後

受け口が解消され、綺麗な噛み合わせとすっきりした顔かたちになりました。

10代男性の場合(治療期間は不明)

治療前

犬歯から反対側の犬歯までの噛み合わせが受け口になっている上、犬歯は八重歯になっていました。

治療中

上顎の裏側にリンガルアーチという装置を取り付け、上の歯列を拡大します。下顎は小臼歯を抜歯して、前歯を後ろに下げるためにマウスピース矯正を受けました。

治療後

上の歯列が広がり、下の前歯も後ろに下がったことで受け口が解消され、八重歯となっていた犬歯もしっかりと歯列に入って綺麗に並びました。

幼児の場合(治療期間数年)

治療前

乳歯が生え揃った3歳前後の時期に、既に前歯の部分に受け口が見られました。実はこの患者さんの親御さんも、歯列矯正を受けたことがあるそうです。

治療中

将来への影響を考えて、早い時期からの対処が必要なので、5歳頃までは就寝時にムーシールドという器具を使用して、顎や顔の筋肉バランスを調整します。下顎の成長を抑えることは難しいため、顎周囲の筋肉トレーニングや舌の位置、癖の改善も促します。

6歳を過ぎると顎の成長がさらに加速するため、夜間には顎に負荷をかけるマスクタイプの装置を使用することもありますが、この患者さんの場合は、永久歯に生え変わるまでは経過観察し、必要に応じてインビザラインなどのマウスピース矯正を開始する予定だそうです。

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